こちらは北海道産の異常巻きアンモナイト、ポリプチコセラス(Polyptychoceras)の化石です。
ポリプチコセラスは直線とUの字からなる異常巻きアンモナイトです。異常巻きアンモナイトのなかでは比較的珍しい平巻き型です。
ポリプチコセラスの特徴である直線とUの字の構造がよく分かる標本です。
ポリプリコセラスは多数の深い肋(ろく)を持つことでもしられています。成長段階でこの肋(ろく)の刻みのピッチや深さが変化します。こちらの標本はかなり深めの肋(ろく)であることが分かります。※肋(ろく)とは本来アバラ骨を表す言葉で、アンモナイトの殻に断続的刻まれた脈のことを指します。
180度曲がるUの字の部分。
立派な肋(ろく)がよく残されています。
裏面です。
別のアンモナイトのシェルのネガティブサイドが残されています。
ポリプチコセラスは北海道アンモナイトの産出年代のなかでも比較的後期に分類されます。具体的には、白亜紀コニアシアン(8980万年前)からカンパニアン(7210万年前)までの地層から採集されます。
100円玉との比較。異常巻きアンモナイトが多数分類されるツイリリテス超科を代表する属の一つ、ポリプチコセラスの標本です。
価格:
商品ID:an1463
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:北海道 日本
サイズ:本体カーブ計測20cm 母岩含め全体13.7cm×7.9cm×厚4.1cm
商品説明:北海道を代表する異常巻きアンモナイトの一つ、ポリプチコセラス(Polyptychoceras sp.)。北海道三笠市幾春別産。
この商品は売却済みです。
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