こちらは直径最大部12センチ弱のオウムガイのカット&ポリッシュ標本です。直径最大部12センチ弱に達するラージサイズの標本です。
この標本はペアとなっています。2つで一組。
カット面には複数の小部屋がみえます。
オウムガイはアンモナイトと同様に、渦の中心部から成長をはじめ、徐々に殻を外側に広げていきます。
殻中央に走る太い管を御覧ください。これを連室細管と言います。殻の内部の小部屋はそれぞれ独立していますが、この連室細管を通してつながっています。ガスや水分を流出入させ、浮力をコントロールしていました。
中央でカットされている証拠。オウムガイは非常に厚みのある頭足類です。同じ直径12センチ弱の一般的なアンモナイトとは比較にならないボリュームがあります。
前述の連室細管がよく観察できる標本です。中央でカットしなければこのようにはなりません。
カット&ポリッシュ標本は表側を楽しむものではありませんが、この標本の表側の保存状態は良好です。
オウムガイの小部屋を仕切る隔壁は内側に膨らんでいます。アンモナイトの隔壁の膨らみの方向とは逆です。詳しくはコラム「化石からアンモナイトとオウムガイを見分ける方法」を御覧ください。
手のひらから溢れんばかりの標本。非常に大きいです。
100円玉との比較。オウムガイの特徴をほぼ全て残した、非常に大きなカット&ポリッシュ標本です。
価格:
商品ID:an1439
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径11.7cm 厚6.5cm 706g
商品説明:ラージサイズ!オウムガイ(Nautilus)の特徴を存分に楽しめるカット&ポリッシュ化石。2枚組。
この商品は売却済みです。
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