愛愛しいゴニアタイトをご紹介します。直径5cmの小ぶりな標本ですが、ゴニアタイトらしい幾何学模様を備えた良品です。
人気の白黒のツートンカラーです。
およそ4億年近く前の海に現れた、非常に原始的な頭足類です。現世のイカやタコの古い古い祖先に当たる生物です。ゴニアタイトは中生代のアンモナイトと異なり、異常巻きは存在しません。写真のような平巻き型に限られます。
面白い斑点模様。
ゴニアタイトといえば、この独特の縫合線模様。直線的なジグザグパターンが見られる点が、中生代のアンモナイトとの違いです。
開口部。ここに現世のタコやイカのような軟体部が収まっていました。彼らは生態学的には塩分が十分含まれる海洋に棲息していたと考えられています。陸沿岸よりも深い海に棲息していたとの説が有力です。
ゴニアタイトの食性はいまだ十分に解明されていませんが、おそらくプランクトンを濾して食していたのではないかと考えられていますが、現世のタコやイカなどのように魚をエサにしていた可能性も否定できません。プランクトンを主食としていたとする説の根拠は、中生代のアンモナイトが持つ石灰化した顎(カラストンビ)が見つかっていないことです。
まだ謎深き生物であるゴニアタイトですが、その面白い模様からコレクターに大変人気があります。中生代のアンモナイトよりも好み、という人も少なくありません。
100円玉との比較。白黒ツートンカラーが愛愛らしいゴニアタイトです。
価格:
商品ID:an1309
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Morocco
サイズ:直径5cm 厚2.3cm
商品説明:人気のツートンカラー、古生代を代表する頭足類、謎深き生物ゴニアタイト(Goniatite)
この商品は売却済みです。
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