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潰れなし・ずっしり446g!球体美が際立つ!岡山県勝田層群産の大型腹足類、ナカムラタマガイ(Cernina nakamurai)/新生代第三紀(6600万--260万年前)
ご覧の標本は、一体何の化石だと思われますでしょうか。手に取るとずっしりと手応えがあり、重量は446gに達します。こちらは岡山県勝田郡奈義町広岡の勝田層群から採集された、タマガイの化石です。学名を Cernina nakamurai(ナカムラタマガイ)といい、国産の腹足類(巻貝)化石としては屈指の大きさを誇ります。体螺層(最後の一巻)が非常に大きく発達し、殻全体の大半を覆う豊かな丸みが特徴です。
こちらのナカムラタマガイ(Cernina nakamurai)は、約1600万年前の中新世に生息していた大型の腹足類です。現在ではすでに絶滅しており、生きた姿を見ることのできない太古の巻貝です。 当時はまだ日本列島が現在の姿を形作る途中にあり、温暖な海が広がっていました。
なお、本種は1938年に Globularia (Cernina) nakamurai Otuka として記載されました。その後、属の扱いについては研究者によって見解がありますが、現在では Cernina nakamurai として扱われる例も多く、本標本ではこの学名を採用しています。
約1600万年前のこの時代は、ちょうど日本列島がユーラシア大陸から分離し、日本海が開裂した直後にあたります。当時の西南日本から中国地方にかけては「古勝田湾」をはじめとする西南日本内陸海と呼ばれる温かな浅海が広がっており、現在の沖縄や東南アジアのような熱帯・亜熱帯性気候でした。同じ勝田層群からは暖海性を象徴するビカリアなども産出することで知られており、かつての岡山県が南国の温かな海だった証拠と言えます。近年の日本の夏も酷暑ですが、当時はまさに南国そのものの海が広がっていたのですね。
タマガイ(玉貝)の名の通り、見事な球(タマ)状の形をしています。一般的なタマガイの仲間は肉食性の巻貝で、砂の中を移動しながらアサリなどの二枚貝を襲います。大きな足で獲物を包み込み、歯舌(しぜつ)というヤスリ状の器官と分泌物を使って殻に綺麗な丸い穴を開け、中の軟体部を捕食することで知られています。
地層の圧迫による潰れや歪みがほとんど無く、生前の美しく立体的な球状フォルムをそのまま維持しています。
446gという重量は、500mlのペットボトル1本分近くに匹敵します。
長径9cm超、重量446gは、国内産の腹足類化石として存在感抜群のビッグサイズです。
100円硬貨との比較です。現生の日本には、ツメタガイなどが北海道から九州まで広く見られ、瀬戸内海にも生息しています。今回ご紹介するナカムラタマガイは、そうした現代のタマガイたちの遠い親戚にあたる太古の生物です。
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商品説明:潰れなし・ずっしり446g!球体美が際立つ!岡山県勝田層群産の大型腹足類、ナカムラタマガイ(Cernina nakamurai)。岡山県勝田郡奈義町広岡
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