こちらは、約8,000万年前の太古の海に起源を持つ宝石、アンモライトです。アンモライトは、北アメリカ・ロッキー山脈の東側斜面で産出する、有機物由来のめずらしい宝石です。
かつて、現在の北アメリカの中央部には「西部内陸海路(Western Interior Seaway)」と呼ばれる古代の内海が広がっていました。そこに生息していたプラセンチセラスというアンモナイトの殻が、長い年月をかけて化石化し、宝石となったものがアンモライトです。
殻の表面には、遊色層(光を反射して色を変える層)が残っており、光が当たるとさまざまな色に輝きます。とくにこのピースでは、希少色とされる紫や青などの寒色系の輝きが確認できる点にご注目ください。
アンモライトでは、通常は赤やオレンジなどの暖色系の色が多く見られます。これは、遊色を生み出す薄膜の厚さによるもので、膜が500nm前後の厚みを持つと赤系の色が反射されやすくなるためです。
一方で、ブルーやパープルなどの寒色系の色は、薄膜の厚さが300nm以下のごく薄い状態でしか現れません。しかし、そのような繊細な層は、気の遠くなるような長い化石化の過程で失われやすく、青や紫の発色はまれです。
この個体のように、明瞭な寒色系の光彩を示すアンモライトは珍しく、独特の幻想的な美しさが魅力です。
このピースの裏面には、ピン・ブローチとして使える加工が施されています。ピン・ブローチとは、服や帽子、カバンなどに留めて使うアクセサリーです。裏側にピンがついていて、かんたんに取り外しができるため、気分や服装に合わせて気軽に楽しめます。
アンモライトのブローチは自然由来で、ひとつひとつ形や色が異なるため、誰ともかぶらない個性的な装いを演出できます。
裏面には、ピンで留められる金具が付いています。
左右の幅は約21ミリ。自然由来の寒色系(紫・青)がはっきりと見られる、希少なアンモライトが用いられています。
こちらは100円玉との比較写真です。アンモライトは1981年に、世界宝石連盟(CIBJO)によって公式に宝石として認められました。生物から生まれた宝石は非常にめずらしく、アンモライトのほかには、琥珀(こはく)や真珠など、数えるほどしか存在しません。さらに2022年には、カナダ・アルバータ州の「州の宝石」にも指定され、カナダを代表する宝石のひとつとなっています。
価格:
商品ID:al461
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Alberta, Canada
サイズ:本体2.1cm×1.2cm×厚0.3cm 金具含め全体2.1cm×1.2cm×厚1.5cm
商品説明:希少なブルーやパープルが輝く!カナダの大地が生んだ、宝石「アンモライト」を使ったピン・ブローチ
この商品は売却済みです。
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