

こちらはマダガスカルの中生代三畳紀の地層から採集された、アラウカリア(ナンヨウスギ科)の珪化木(けいかぼく)化石です。薄くスライスし、表面を丁寧に研磨した美しい標本です。見事な年輪の広がりにご注目ください。

ご覧の通り、マダガスカル産の珪化木としてはかなりの大判サイズです。ナンヨウスギ科の植物は、現代でも「生きた化石」として南半球を中心に自生していますが、本品はその遥かなるご先祖様にあたります。「石の上にも三年」ということわざがありますが、こちらは「石になるのに2億年」という、途方もない時間を経て化石化したロマン溢れる標本です。

幹の中心部を撮影しました。マダガスカル産のアラウカリアは年輪がぼやけている個体も多いのですが、こちらはご覧のように同心円状の年輪が見事に保存されています。年輪は当時の季節変動や気候のサイクルが残された履歴そのもの。緻密な組織の隙間に、淡いピンクやベージュの色彩が優しく溶け込んでいる点も見どころの一つです。

ところどころに見られる深いブラウンは、置換された鉱物の違いによるものです。いわゆるカルセドニー(玉髄)やメノウと呼ばれる、極めて微細な結晶が形成された部分です。見た目は「木」ですが、実際にはカチコチの「石(鉱物)」に変化しています。

先ほども触れましたが、本標本は年輪の浮き出方が非常に明確で、自然が作り上げたアート作品のような美しさがあります。

こうして美しい珪化木として残る木がある一方で、炭化が進んで「石炭」になる木も存在します。その違いは、木が地中に埋まった後の環境にあります。
地下水にシリカ(二酸化ケイ素)が豊富に含まれる環境では「珪化木」になり、湿地帯などで酸素が遮断され炭化が進むと「石炭」になります。地質学的には石炭のほうが圧倒的に多く、珪化木としてこれほど美しい状態で残る個体は極めて希少です。
石炭は「植物群全体」がまとめて変化したものですが、珪化木は「個々の木」が偶然、奇跡的な好条件(速やかな埋没、シリカを含む地下水、長い時間をかけた鉱物置換など)に恵まれて初めて生まれる、唯一無二の存在です。

部分的にカルセドニー(玉髄)化したこの箇所は、本標本のチャームポイントです。つるつるとした滑らかな手触りをお楽しみいただけます。

スポットごとに異なる表情を見せてくれるのが、珪化木の大きな魅力です。同じ地域、同じ時代の珪化木であっても、全く同じ模様の標本は一つとして存在しません。

裏面もまた見事です。

厚みは約1センチほど。側面には当時の樹皮の形状がそのまま残されており、ここも珪化木マニアには堪らない見どころとなっています。

横幅が32cm超、縦も27cm以上という圧倒的な存在感を放つ大判サイズです。

100円硬貨とのサイズ比較です。付属のスタンドに立てて飾ることもできますので、大自然が作り出したアート作品として、インテリアの主役にいかがでしょうか。


価格:
商品ID:ot4592
時代:中生代三畳紀(2億5100万 -- 1億9500万年前)
産地:Madagascar
サイズ:32.3cm×27.3cm×厚1cm
商品説明:直径30センチを超える大判標本!年輪の浮き出しも見事なマダガスカル産・三畳紀珪化木(アラウカリア)化石のスライスカット標本
この商品は売却済みです。
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