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アンモナイトの殻の主成分として知られる霰石(あられいし)……モロッコ産天然アラゴナイト(Aragonite)/Unknown
こちらは、北アフリカ・モロッコの大地が育んだ、見事な「霰石(あられいし)」、別名アラゴナイトの標本です。その名の通り、空から降る霰(あられ)が寄り集まったような独特のフォルムが特徴です。
アラゴナイトは、成分としては方解石(カルサイト)と同じ炭酸カルシウム(CaCO₃)で構成されています。しかし、結晶構造が異なるため、鉱物学では「同質異像(ポリモルフ)」の関係にあります。透明感のある結晶や繊維状・放射状に発達するアラゴナイトは、一般的な菱面体結晶を示す方解石とは外観が大きく異なり、同じ成分とは思えないほどの個性を持っています。
アラゴナイトという名称は、1797年にこの鉱物が記載されたスペインの「アラゴン地方(Aragón)」に由来しています。現在では世界各地で産出しますが、モロッコ産の標本は、立体的に群生した結晶や球状集合体が多く、観賞性の高い個体として世界中のコレクターから高い評価を受けています。
和名の「霰石」は、小さな粒状結晶が霰(あられ)に似ていることにちなみます。米菓子の「あられ」を連想させる愛らしい外観ですが、手に取るとしっかりとした石の重みがあり、天然鉱物ならではの存在感を感じていただけます。
アラゴナイトというと、皆さんは、何を思い浮かべますか。私は、アンモナイトの殻の成分です。実は、真珠や貝殻の真珠層を構成している主成分も、このアラゴナイトなのです。生物が作り出すアラゴナイトは非常に微細な結晶の積み重ねです。質感や滑らかさはだいぶ異なりますが、モロッコ産やマダガスカル産の標本は、やや飴色を呈する感じが共通しています。アラゴナイトは本来、白っぽい色をしていますが、堆積場所によって副鉱物が入り込み、様々な色に変化するのも特徴の一つです。
よく見ると、中央から放射状に結晶が集合しているように見えますね。
サイズは幅約57ミリ、奥行き53ミリほどあります。小さな結晶が集まって、ボールのような球体状になっています。
100円硬貨との比較です。アラゴナイトは劈開(へきかい)が明瞭で、衝撃にはそれほど強くない繊細な鉱物です。しかし本個体は結晶の欠けが少なく、保存状態は非常に良好です。アンモナイトなどの殻の内部構造としてアラゴナイトが見られることはありますが、このように結晶そのものが美しく集合した標本は流通量が多くありません。ぜひ、天然が生み出した立体的なアラゴナイト結晶の魅力をご堪能ください。
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商品説明:アンモナイトの殻の主成分として知られる霰石(あられいし)……モロッコ産天然アラゴナイト(Aragonite)
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