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500グラムオーバー!「聖地の記憶」岐阜県中津川産の大型石英標本/Unknown
こちらは、日本の鉱物愛好家にとって聖地の一つとも言える、岐阜県から産出された石英の大型標本です。岐阜県、特に東濃地方の苗木地方などは、古くから「苗木花崗岩」に伴うペグマタイト鉱物で知られ、明治時代から多くの研究者やコレクターを魅了してきました。この標本は572gという、片手で持つとずっしりとした重みを感じるサイズ感が魅力です。
石英というと、皆さまはどのような印象を受けるでしょうか。石英は、花崗岩の主要構成鉱物として産する一方、アメシストやシトリンのように色や内包物の違いによって宝石として扱われることもあります。身近にあるようで、気高くもある不思議な二面性を持った鉱物です。今回ご紹介するのは、そんな石英の「力強さ」を凝縮したような、岐阜県産の大型標本です。
表面をよく観察すると、乳白色から半透明の石英の中に、点々と緑色の粒が見て取れます。これはおそらく緑泥石(クローライト)などの二次的な鉱物が取り込まれたもので、天然石ならではの複雑な表情を作り出しています。
透明なものは「水晶」と呼ばれますが、鉱物学的にはどちらも同じ石英です。ドイツ語の「Quarz(クオーツ)」という言葉は、スラブ語の「硬い」という言葉に由来すると言われており、その名の通りモース硬度7という硬さを持ち、古くから火打石や装飾品として人類の歴史に深く関わってきました。
石英特有の結晶面が複雑に重なり合っている様子がわかります。石英は六方晶系に属し、通常は六角柱状の結晶を作りますが、このような塊状の標本は、限られた空間の中で無数の結晶が互いに干渉しながら成長した証です。
底の部分をクローズアップしました。より岩石としての荒々しい質感を残しています。石英は花崗岩の主要構成鉱物の一つですが、このような大きな塊として産出されるには、ペグマタイト(※)形成時のゆっくりとした結晶成長と空間の存在が必要です。日本の産地は現在、採集禁止や宅地開発により、このような大型の国産標本を入手できる機会は年々減少しています。
※ペグマタイトとはマグマが最後の段階でゆっくり冷えて固まるときにできる、結晶が非常に大きく育つ岩石です。
500gを超えるこのボリュームは、ペーパーウェイトとしてデスクに置くには十分すぎるほどの重厚さがあります。石英は圧電体(ピエゾ素子)としての性質を持ち、圧力をかけると電気が発生します。現代ではクオーツ時計などの精密機器に欠かせない素材です。
約8.7cmの最大径は、コレクションケースの中でも主役級の存在感を放つでしょう。日本の鉱物学黎明期から、この地域の地質は研究対象として注目されてきました。国産の石英標本を手に取ることは、日本列島の成り立ちを身近に感じる体験です。鉱物にご興味がなかった方もぜひ、ファーストコレクションとしてご愛蔵いただきたいアイテムです。
100円硬貨との比較です。何気ない日常の空間に、岐阜の山々が育んだ石英結晶を展示してみませんか。500グラムを超える、存在感のある重量級標本です。
ペグマタイト鉱床では大結晶が作られやすい。
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商品説明:500グラムオーバー!「聖地の記憶」岐阜県中津川産の大型石英標本
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