

本標本(上側)は、中国遼寧省に分布する熱河層群から産出したと考えられる、カゲロウ類の幼虫 Ephemeropsis の化石です。下側は種類までは判然としませんが、生物の一部である可能性が高く、同一の湖成環境下で保存されたものとみて間違いないでしょう。

化石として保存されている Ephemeropsis は、成虫ではなく水中生活を送る幼虫段階です。体節の構造や尾部の尾毛がはっきりと認識でき、見所の多い標本です。

熱河層群は、世界的にも非常に保存状態の良い化石を産することで知られ、「熱河生物群(Jehol Biota)」として国際的によく知られています。有名な羽毛恐竜をはじめ、初期鳥類、淡水魚、甲殻類、植物、昆虫類と、様々な生物の化石が発見されていることで有名です。

湖底の微細な堆積物が石化したことがよく分かる、きめ細かい石質です。

側面から観察すると、母岩にははっきりとした層構造が認められます。これは、湖底に断続的に堆積物が降り積もった痕跡を示すもので、熱河層群に特徴的な静穏な湖成環境をよく物語っています。細粒の堆積物が本体を包むこむことで、酸化や風化の影響を受けづらく、上質の保存状態を維持できたと考えられます。

母岩と化石本体とのコントラストが良好で、本体の輪郭がきれいに浮き出ています。サイズは、化石本体の直線距離が約2.8cm、母岩全体で約5.9×5.4cm、厚み約1.3cmと、書斎などに飾るのにちょうどよい大きさです。

100円硬貨との比較です。輪郭が明瞭に保存された、白亜紀前期のカゲロウの幼虫の化石です。


価格:
商品ID:ot4408
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:中国、遼寧省
サイズ:本体直線距離2.8cm 母岩含め全体5.9cm×5.4cm×厚1.3cm
商品説明:輪郭が明瞭に保存された、白亜紀前期のカゲロウの幼虫(Ephemeropsis)の化石
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