

こちらは琥珀コレクターならご存知の、ミャンマー産の琥珀、バーマイトです。このバーマイト最大の魅力は、2匹の異なる昆虫が同時に内包されている点にあります。単に数が多いというだけでなく、生態の異なる昆虫が一つの琥珀に収まっていることが、この標本を特別なものにしています。左側に見られるのは、ハエの仲間と考えられる昆虫です。

全体をご覧いただきましょう。左上と右下に、それぞれ別の虫が確認できます。左上は冒頭でご覧いただいた、ひときわ目を引く脚が長く翅を持つ飛翔性の昆虫。右下は、翅を持たないがっしりとした体躯の虫です。

右下の虫をクローズアップしました。種類までは特定できませんが、チャタテムシ類かトビムシ類あたりでしょうか。琥珀ではたびたび目にする虫です。飛ぶ昆虫と、潜む昆虫が同時に見られる面白い個体です。

この標本は単体の昆虫標本というよりも、白亜紀の森林環境を切り取った一場面として楽しめる琥珀です。バーマイトには多種多様な虫が内包されていることで知られており、その種類数は1000を優に超えるとも言われています。本標本もまた、当時の森の立体的な環境を物語っています。

ご覧のように透明度が高く、補助光を後方より当てると琥珀が黄金色を帯び、宝石としての顔をのぞかせます。

表面は研磨され、手触りがよく、肉眼で見ると虫の存在に気づかないかもしれません。

30倍程度の高倍率ルーペでのぞけば、そこには古代の森林を切り取った世界が眠っています。バーマイトは数多く存在しますが、2匹の位置関係、向き、距離感……この構図は偶然の産物であり、二度と再現されません。まさに自然物ゆえの、唯一無二の琥珀です。

左右約19ミリほどあります。

100円硬貨との比較です。単なる「虫入り琥珀」と評するにはもったいない、樹液に群がった白亜紀の森の一瞬を捉えた、まさにタイムカプセルと呼ぶべき一石です。


価格:
商品ID:ot4366
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Myanmar
サイズ:1.9cm×1.2cm×厚0.3cm
商品説明:樹液に群がった白亜紀の森の一瞬を捉えたタイムカプセル … 種類の異なる2匹の虫を内包したバーマイト(Burmite)琥珀
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