

こちらは、岩手県雫石町の沢周辺に分布する中新世層から発見された、木の葉の化石です。全形が見事に保存された、美しい標本です。

葉脈は中央の中肋から規則正しく側方に伸び、それぞれが鋭い鋸歯の先端へと続いています。これはニレ科(ニレ/ケヤキ)型の葉形によく合致します。この地域からは、ニレ科の葉化石がよく発見されています。

先端までしっかりと保存されています。この地域からはブナ型の葉も発見されますが、一般に、ブナの葉は、ここまで明瞭に鋸歯が認められません。

中肋・側脈・鋸歯の輪郭がはっきりと炭化した茶褐色のラインとして残されています。

我々の祖先が現れるはるか前の木の葉が、数百万年経過してもなお、当時の姿をここまで明瞭に残していることに驚きを感じます。また、10センチ級の非常に立派な葉ですので、見た目にも迫力があります。

裏面です。幾層にも積み重なっています。

側面からみると、重層構造がよりはっきりと分かります。

本体は全長10センチ以上あります。

100円硬貨との比較です。10センチ級の大型標本であることがよく分かります。輪郭・葉脈・鋸歯が明瞭に保存された、ニレ科木の葉の化石です。


価格:
商品ID:ot4350
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:岩手県 日本
サイズ:本体幅10.8cm 母岩含め全体12cm×10cm×厚1.2cm
商品説明:岩手県雫石産、輪郭・脈のライン・鋸歯が明瞭に保存された、10センチ級の大きなニレ科の木の葉の化石。岩手県雫石町・用ノ沢産
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