

こちらは、新生代鮮新世の国産二枚貝、ヴィーナス・カッシナエフォルミス (Venus cassinaeformis) の化石です。かつては Chione 属に分類されていましたが、現在では Venus 属(マルスダレガイ科)に位置づけられています。

マルスダレガイ科の貝類は、種類が非常に多く、現生種も数多く知られています。アサリやハマグリなど食用種も多いため、どこか親しみやすい形をしています。

マルスダレガイ科の多くは、同心円状の成長線が明瞭に見られ、殻高がやや高いため判別しやすいのが特徴です。とくに、輪帯状の成長線がよく発達しており、識別のポイントとなります。

裏面には、採集時に付けられたとみられる赤いマーカーが残されています。その意図までは不明ですが、資料的価値を考慮し、削らずに保存しております。

側面から見ると、殻の高さがよくわかります。

母岩を含めた全体の大きさは約75ミリ、本体の殻は約34ミリです。

100円硬貨との比較写真です。こちらは典型的な産状を示すマルスダレガイ科の二枚貝、ヴィーナス・カッシナエフォルミス (Venus cassinaeformis) です。

価格:¥2,800
商品ID:ot4284
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:日本
サイズ:本体直線距離3.4cm 母岩含め全体7.5cm×5.3cm×厚4.1cm
商品説明:サービスプライスでご提供。典型的な産状を示すマルスダレガイ科の二枚貝、ヴィーナス・カッシナエフォルミス (Venus cassinaeformis)
このウィンドウを閉じる