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六角柱の結晶美、地球が育んだ石英(Quartz)クラスター/Unknown 化石セブンスマホ専用サイト


こちらは、石英の大きな結晶が集合したクラスター標本です。石英は二酸化ケイ素(SiO₂)が結晶化してできた鉱物で、自然に六角柱状の美しい結晶を形成することで知られています。無色透明のものは「水晶」や「クリスタル」と呼ばれ、古くから珍重されてきました。

石英はモース硬度7と比較的硬いため、加工が可能で宝石などにも広く利用されています。その硬さゆえに自然界でも残りやすく、風化に強いことから、人類が古くから親しんできた鉱物でもあります。


石英を中心とした珪酸塩鉱物に「メノウ」があります。メノウは極めて微細な結晶からできているため透明度がほとんどなく、石英とはまったく異なる見た目をしています。成分が似ていても、結晶の大きさによって外観が大きく変わる好例といえるでしょう。

一方、この標本は透明度が高く、「クリスタル」や「水晶」に分類されます。わずかに鉄を含むと黄色のシトリンや紫のアメシストとなるなど、石英は多彩なバリエーションを持つ鉱物です。


水晶は、地下深くの熱水鉱脈で形成されます。その後、地殻変動によって地表に姿を現し、人の手によって採集されます。まさに、地球とマグマが生み出した自然の宝石なのです。

その形成には、私たちの想像をはるかに超える時間がかかります。数千年から数万年、さらには数百万年という地質学的な時間を経て、ゆっくりと結晶が育っていきます。人の一生では到底味わえない、地球の長い営みの一断片が、この透明な結晶の中に閉じ込められています。


大きな結晶が一本だけ育った標本も少なくありませんが、このように多数の大結晶が集まって形成されたものもあります。こうした集合体は「クラスター」と呼ばれ、コレクターの間で大変人気があります。


石英は六方晶系(三方晶系に分類されることもあります)の結晶構造を持ち、自然の中で六角柱の結晶を形成します。六角形という形は自然界の中でも雪の結晶や蜂の巣に見られるように、安定性と美しさを兼ね備えています。


左右8センチを超える、水晶の立派なクラスター標本です。


100円硬貨との比較写真です。石英は古代から現代に至るまで、人々を魅了し続けてきました。透明な水晶は「氷の化石」と信じられ、時間を閉じ込めた神秘的な存在として珍重されてきました。紫のアメシストは高貴さを、黄色のシトリンは富と繁栄を象徴し、現在でも装飾品やお守りとして、世界中の愛好家に親しまれています。

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価格:¥3,600

商品ID:ot4271

時代:Unknown

産地:Brazil

サイズ:8.8cm×4.2cm×厚3.2cm

商品説明:六角柱の結晶美、地球が育んだ石英(Quartz)クラスター

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