

こちらは、現在の兵庫県神戸市や三田市、淡路島北部に広がる地域に堆積した神戸層群から採集された葉の化石です。この地層群には、約3800万年前から3100万年前にかけての堆積物が眠っています。
かつてこの一帯には「古神戸湖」と呼ばれる巨大な湖が存在しており、本標本はその湖底に堆積した葉が化石化したものと考えられます。

写真をご覧いただくと、葉柄の付け根から複数の太い主脈が放射状に伸び、それぞれが枝分かれして細脈へと広がっているのが分かります。これは「掌状脈(しょうじょうみゃく)」の典型的な形態で、カエデなどに見られる特徴です。

葉の形がそのまま石の表面に刻まれて残ったものを、印象化石と言います。当時の姿を鮮明に伝えてくれる化石です。

裏面はフラットに整えられているため、そのまま置いてもしっかり安定します。

十分な厚みがあり、強度にも問題ありません。

約10センチ弱の母岩に、長さおよそ5センチの葉化石が残されています。

100円硬貨との比較写真です。神戸層群から採集された、カエデとみられる葉が保存された標本です。

価格:¥2,800
商品ID:ot4269
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:兵庫県 日本
サイズ:本体5.4cm 母岩含め全体9.9cm×5.5cm×厚3.5cm
商品説明:国内化石マニアックシリーズ!神戸層群から採集された、カエデとみられる葉の化石
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