

こちらは栃木県北部・那須塩原市で採集された木の葉の化石です。塩原は温泉や紅葉、スキー場で知られる観光地ですが、実は化石の産地としても有名です。
この地域では、時代の異なる2種類の化石が見つかります。ひとつは約1000万年前の海洋性の化石(貝など)、もうひとつは数十万年前の木の葉の化石です。これらは、かつて塩原に存在した「古塩原湖」の湖底に堆積したものと考えられています。
今回の標本は、主脈や側脈が明瞭に残された良質な木の葉の化石です。

このように葉が板状に折り重なるように保存されています。石質は極めてきめ細かく、まさに湖底に堆積したことを思わせる質感です。

湖の底には火山灰や珪藻(ケイソウ)などが幾重にも堆積し、木の葉が腐敗しにくい環境がつくられていたと考えられます。

裏面の様子です。

何層にも堆積物が重なっており、長い時間をかけて少しずつ積み重なっていった様子がうかがえます。

本体の大きさは約5センチ、母岩は左右で約8センチあります。

100円硬貨との比較写真です。こちらは、栃木県北部・那須塩原市で採集された木の葉の化石です。


価格:¥2,500
商品ID:ot4265
時代:新生代第四紀(260万年前 -- 現在)
産地:栃木県 日本
サイズ:本体幅5.3cm 母岩含め全体8.1cm×5cm×厚1cm
商品説明:主脈と側脈が明瞭に保存された、栃木県北部・那須塩原市で採集された木の葉の化石
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