

こちらはドミニカで採集された、約2,000万年前の琥珀です。絶滅樹木ヒメナエア・プロテラの樹液が長い時を経て化石化したものと考えられています。世界最大の産地であるバルト海産琥珀に匹敵するほどの美しさを誇り、内部には小さな昆虫や植物片がそのまま内包されている個体も多くあります。光を透かして覗けば、太古の熱帯雨林が息づいていた証が、今もそこに眠っています。

かつては約4,000万年前の琥珀と考えられていましたが、近年の研究により、現在ではおよそ2,000万年前のものと推定されています。

琥珀の主な産地は、ドミニカ共和国北東部に広がる堆積盆地に集中しています。

高倍率のルーペで拡大すると、内部には昆虫と思われる影が確認できます。

肉眼で見るとやや透明度が低いため、補助光をあててご覧ください。ドミニカ産の琥珀といえば、映画『ジュラシック・パーク』で恐竜復活の鍵として描かれたことで有名です。もっとも実際には、この琥珀は中新世(約2,000万年前)の樹液が化石化したもので、恐竜の血を吸った蚊が入っていることはありません。それは映画ならではの演出上のご愛嬌ということで……。

大きさは約1センチ弱です。

100円硬貨との比較写真です。映画『ジュラシック・パーク』で話題となったドミニカ産の琥珀です。


価格:¥2,900
商品ID:ot4243
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Dominica
サイズ:1cm×1cm×厚0.6cm
商品説明:映画『ジュラシック・パーク』で話題になった、ドミニカ産の虫入り琥珀(amber)
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