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「リトアニアの金」と称される……まばゆいレモンイエローを放つ、バルト海産の虫入り琥珀(Amber)/新生代第三紀(6600万--260万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


こちらは、世界で最も有名な琥珀、バルト琥珀(バルティックアンバー)です。バルト海沿岸で産出されるこの琥珀は、世界の流通量の実に80%以上、一説には90%以上を占めるとも言われています。

主な産地は、ロシアのカリーニングラード州、リトアニア、そしてポーランド。なかでもリトアニア産のバルト琥珀は、その澄んだ輝きから「リトアニアンゴールド」と呼ばれ、世界中の愛好家に高く評価されています。


琥珀は、太古の針葉樹が分泌した樹液が、気の遠くなるほど長い年月を経て化石化したものです。バルト琥珀(バルティックアンバー)は、かつて松の仲間の樹木だけが起源と考えられていました。しかし近年の研究により、複数の樹木がその生成に関わっていたことが明らかになっています。

なかでも有力視されているのが「スイショウ科」の樹木です。この仲間は現在ほとんど姿を消していますが、約4,000万年前の当時は広大な森を形づくり、その樹々が流した樹液が、今日の美しい琥珀へと姿を変えたのです。


ご覧のように、内部には小さな虫が閉じ込められています。

琥珀の中に虫が内包されるのは、粘り気のある樹液に、周囲の虫が触れて絡め取られ、やがて抜け出せなくなったためと考えられています。その後、樹液の層が幾重にも重なり、虫はまるで天然のホルマリン漬けのように封じ込められました。そして長い時を経て化石化したことで、その姿は驚くほど精緻に残されたのです。


補助光を背後から当てると、「リトアニアンゴールド」の異名にふさわしく、まばゆい金色の輝きが浮かび上がります。バルト琥珀ならではの、明るく濃いレモンイエローは、ひときわ印象的です。

一口にバルト琥珀といっても、その姿は実に多彩です。透明度の高いもの、やや濁ったもの、不透明なもの等など、自然が生み出した変化は千差万別です。弊社ではその中でも、特に透明度が高く、まるで宝石のように光を宿すものを厳選してご紹介しています。


補助光を当てなくても、この通り、明るく鮮やかなオレンジ色を呈します。


本体の横幅は、左右でおよそ17ミリほどあります。


100円硬貨との比較です。まばゆいレモンイエローを呈する、バルト海産の虫入り琥珀です。


バルト海産の琥珀が「シーアンバー」と呼ばれるのをご存じでしょうか。文字通り「海の琥珀」という意味です。

その起源は、約4,000万年前(始新世)にまでさかのぼります。当時のバルト海沿岸一帯には「琥珀の森」と呼ぶにふさわしい広大な針葉樹林が広がっていました。樹々から溢れた樹液は地表に滴り落ち、堆積物に埋もれて琥珀へと変わっていきました。

やがて数千万年の地殻変動や海進によって、この地層の一部は海岸や海底に分布するようになりました。とりわけサンビア半島(現ロシア・カリーニングラード州)沿岸では、琥珀を含む地層が直接海に接しており、波や潮流に侵食されて琥珀が母岩から剥がれ、海底に散らばったのです。

琥珀は鉱物よりも軽く、比重はおよそ1.05〜1.10と水に近いため、海中では沈みつつも波や流れで容易に運ばれます。嵐や強い潮が起こると海底から巻き上げられ、砂浜に打ち上げられることがあります。こうして「海が運んだ琥珀」は、古くからシーアンバーと呼ばれてきました。

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価格:¥3,300

商品ID:ot4239

時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)

産地:Lithuania

サイズ:本体1.7cm×1cm×厚0.5cm

商品説明:「リトアニアの金」と称される……まばゆいレモンイエローを放つ、バルト海産の虫入り琥珀(Amber)

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