

こちらは、白亜紀後期の海で世界中に繁栄していた古代魚、エンコドゥス(Enchodus)の歯化石です。名前はギリシャ語で「槍の歯」を意味し、ご覧の通り、まさに槍のように鋭く尖った形をしています。
一部の説では古第三紀(暁新世〜始新世)まで生き残ったとされていますが、実際には白亜紀の化石が地層中で再堆積し、より新しい時代の地層に入り込んだ可能性が高いと考えられています。
エンコドゥスは成長すると全長2メートル近くに達する大型の魚で、上下の顎にはこのような鋭い牙が並んでいました。その姿から、別名「サーベルトゥース・ヘリング(サーベル歯のニシン)」とも呼ばれています。

細長く流線型の体と大きな眼、そして槍のように鋭い歯を持っていたことから、エンコドゥスが活発な捕食者であったことは疑いありません。自身は強力なハンターでしたが、同時にまた“獲物”でもありました。実際に、サメやモササウルスといった大型捕食者の化石の胃の位置から、エンコドゥスの化石が発見されています。

エンコドゥスは大きく「北米系」と「地中海系」に分けられます。一般に化石標本として紹介されるのは、本標本のような地中海系、特にモロッコ産のものがほとんどです。

根本部分を撮影した写真です。断面はほぼ真円を描いており、どの方向から加わる圧力にも耐えられる、強靭な構造をしていることがわかります。

長辺を計測すると、約33ミリあります。エンコドゥスの歯化石としては、平均的な大きさです。

100円硬貨との比較写真です。先端がわずかに曲がっているのも、エンコドゥスの歯化石の特徴の一つです。釣り針の返しのように、いったん突き刺さった獲物を逃がさない役割があったのでしょう。

獲物を追うエンコダスの復元図です。


価格:¥2,300
商品ID:ot4235
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:ロングカーブ計測3.3cm
商品説明:サーベル歯のニシン!?白亜紀の海の活発なハンター、古代魚エンコダス(Enchodus)の歯化石
このウィンドウを閉じる