こちらは、ミャンマー北部・フカワン渓谷で産出する琥珀です。内部には、肉眼で確認できるほど大きな内包物が含まれています。
この地域の琥珀には、「バーマイト」というニックネームが付けられています。約1億年前、白亜紀中期(アプチアン末からセノマニアン初期)にかけて形成されたものと考えられており、世界的にも非常に古い琥珀です。
内包物は多様性に富み、昆虫、節足動物、植物片、はては恐竜の羽毛まで確認されることがあります。
こちらの琥珀には、非常に大きく特徴的な形状をした内包物が含まれています。
アップでご覧いただきましょう。縁部には、棘のような突起が多数見られます。昆虫や節足動物の一部か、あるいは植物片である可能性もあります。
肉眼ではっきりと確認できる大きさです。
琥珀は、樹液が化石化したものです。バーマイトが形成された森は、熱帯雨林に近い環境だったと考えられています。河川、湖、ラグーン、湾などに囲まれ、森林火災が度々発生していたのではないかという説もあります。落ちた樹液は、河川を通じて堆積層へと運ばれ、埋もれて化石化したと考えられています。
こちらには、植物片と思われる丸い物体が確認できます。
冒頭の特徴的な物体は、このように肉眼でもはっきり視認できる大きさがあります。
バーマイトは他の産地の琥珀と比較すると、実に多種多様な内包物を含んでいます。一説によれば、これまでに2000種類を超える動植物が確認されているそうです。まさに、約1億年前の環境を内包した小宇宙のような存在です。
左右の幅はおよそ17ミリです。
100円玉との比較です。大きく特徴的な形状を持つ内包物が確認できる、約1億年前の琥珀「バーマイト」です。
価格:¥4,300
商品ID:ot4155
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Myanmar
サイズ:1.7cm×1.4cm×厚0.4cm
商品説明:これは一体何だ!?大きく特徴的な形状を持つ内包物が確認できる、約1億年前の琥珀「バーマイト(Burmite)」
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