こちらは、モロッコの白亜紀後期の地層から採集されたモササウルスの歯化石です。厚みと長さがあり、保存状態も良好な上質の歯化石です。
モササウルスは白亜紀後期の世界中の海洋で繁栄していた、大型の海生トカゲです。トカゲといっても、足はヒレへと進化し、完全に海に適応していました。現生の生物のなかでは、ヘビに近い生物だったと考えられています。
モササウルスの最初の発見は1764年にさかのぼります。オランダのマーストリヒトにある石灰岩の採石場がその舞台でした。フランスの博物学者ジョルジュ・キュヴィエらの研究により、この化石がかつて海に生息していた巨大な爬虫類であることが明らかになりました。
モササウルスの仲間は、最も大きな種で最大15メートルにも達するとされる極めて大型の海生トカゲです。肋骨は短く、手足の指は長く伸びてパドルのようなヒレを形成していました。また、尾は垂直方向に幅広く発達し、左右に振ることで強い推進力を得られたと考えられています。
根本から撮影しました。非常に分厚い歯です。
モササウルスは、現生のヘビのように大きく開くことができる柔軟な顎を持ち、獲物を丸呑みできたと言われています。胃の中からほとんど噛み砕かれていない獲物の化石が発見されていることも、これを裏付けています。
また、モササウルスはこの強靱な歯を用いて、アンモナイト、貝、サメ、海鳥などほとんどすべてのものを捕食したと考えられています。さらには、より小型のモササウルスをも捕食したという説もあります。
ロングカーブ計測53ミリほどあります。
100円玉との比較です。長さ、厚み、保存状態と三拍子揃った、上質のモササウルスの歯化石です。
価格:¥5,900
商品ID:ot4148
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:ロングカーブ計測5.3cm
商品説明:長さ、厚み、保存状態と三拍子揃った、上質のモササウルス(Mosasaurus)の歯化石
このウィンドウを閉じる