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サハラ砂漠に咲いたセレナイトの結晶、「砂漠のバラ」(Desert Rose)/Unknown 化石セブンスマホ専用サイト


こちらはモロッコのサハラ砂漠で採集された、砂漠のバラと呼ばれる鉱物です。


見た目がバラの花びらによく似ているため、『砂漠のバラ』と呼ばれますが、実際には鉱物のセレナイトでできています。


実は砂漠のバラには、セレナイトでできたものとバライトでできたもの、少なくとも2つの系統が存在します。サハラ砂漠産の多くはセレナイト系で、比較的柔らかいのが特徴です。


一方、米国(オクラホマ州やテキサス州)産はバライト系統が多く、より硬くて密度があります。

セレナイトとは、いわゆる石膏(せっこう)のことで、モース硬度は2とかなり柔らかい鉱物です。黒板に書くチョークをイメージするとわかりやすいでしょう。結晶はやや透明で、板状になったり、時には針状になることもあります。

過去に水が蒸発した地域で発見されることが多く、モロッコのサハラ砂漠はその典型的な産地の一つです。


ご覧のように、密集して成長したセレナイトが多数折り重なり、まるでバラのようになっています。自然が作り出した芸術ですね。

現在はちょうどバラの季節で、各地の公園では美しい赤色の花を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。本物のバラとは違い、高貴な香りまでは楽しめませんが、自然界が長い時間をかけて作り出した結晶の美しさは、見ていて美しく、また不思議な魅力があります。ぜひ、鉱物の“バラ”もお楽しみいただければと思います。


バライトについても簡単に触れておきます。バライトは硫酸バリウムでできた鉱物で、セレナイトに比べると重くて硬いのが特徴です。モース硬度は3以上で、比重は約4.5とかなり重たく感じられます。結晶の形はセレナイトとよく似ています。


左右92ミリほどあります。


自然の造形美を感じられる、サハラ砂漠産のセレナイト結晶「砂漠のバラ」と100円玉との比較です。

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価格:¥4,200

商品ID:ot4147

時代:Unknown

産地:Sahara, Morocco

サイズ:9.2cm×4.8×cm×厚4.7cm

商品説明:サハラ砂漠に咲いたセレナイトの結晶、「砂漠のバラ」(Desert Rose)

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