こちらは白亜紀後期の海の頂点捕食者、モササウルスの歯の化石です。一口にモササウルスといっても、その種類は数十にのぼります。歯の特徴や形状だけで種類を判別できるものは、わずかしかありません。
こちらの歯の化石には、縦方向のラインが見られます。モロッコ産のモササウルスの歯の化石には、このタイプの標本がたびたび見られます。
歯の表面を覆うエナメル質は、化石化の過程で損なわれやすい部位ですが、こちらの標本は見事な状態で保存されています。
しっかりとした厚みがあり、全体的に保存状態の優れた上質な歯の化石です。
モササウルスには現生の直接の子孫はいませんが、ヘビやオオトカゲとは遠縁にあたると言われています。捕食スタイルも似ており、大きく口を開けて獲物を丸呑みしていたと考えられています。切ることはあまり得意ではなかったようで、歯には尖った部分こそあるものの、鋸歯(ギザギザの部分、別名セレーション)は存在しません。
モササウルスの歯の化石の多くは、ご覧のように非常にボリュームがあり、特に中央部分(ミドルセクション)に厚みがあります。強い咬合力を感じさせるフォルムです。
根元から、ほぼ真円に近い断面を撮影しました。
長辺に沿って約47ミリあります。
100円玉との比較です。厚み・長さ・保存状態の良さの三拍子が揃った、コレクショングレードのモササウルスの歯の化石です。
価格:¥5,200
商品ID:ot4145
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:ロングカーブ計測4.7cm
商品説明:厚み・長さ・保存状態の良さ、三拍子が揃ったコレクショングレードのモササウルス(Mosasaurus)の歯化石
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