こちらは、米国アラバマ州で発見されたモササウルスの顎骨の化石です。写真に写っている凹みは、歯が埋まっていた痕跡だと思われます。米国産モササウルスの化石は一般市場ではあまり流通せず、特にアラバマ州産の標本は非常に希少です。同州からは、クリダステス属の化石が発見されることでも知られています。
アラバマ州は白亜紀後期には浅い海に覆われていたと考えられています。この海域に生息していたのが、クリダステス属に分類されるモササウルスだったとされています。全長は約5メートルほどで、モササウルス類の中では比較的小型のグループに属し、魚やイカなどを捕食していたと考えられています。
歯が埋まっていた部分がはっきりと保存されている希少な標本です。
側面の穴は、上部の歯が抜け落ちた際に生えてくる予備の歯が埋まっていた部分だと考えられます。モササウルスは「デンタルバッテリー」と呼ばれる構造を持ち、生涯にわたって歯が生え変わっていたとされています。
1869年、著名な古生物学者エドワード・D・コープによって、アラバマ州でクリダステスが発見されました。
細部まで非常によく保存されています。こちらには、何やら噛み跡のような痕跡が見られます。別のモササウルスに攻撃された可能性も考えられます。モササウルスは、目に入るものは何でも襲ったと言われるほど、非常に獰猛なハンターだったと考えられています。現生種に直接の子孫はいませんが、顎の構造などから、オオトカゲやヘビに近い存在だったという説があります。
左右39ミリほどあります。
100円玉との比較です。白亜紀後期の浅海に生息していた、小型のモササウルス類・クリダステスの顎骨の化石です。
価格:
商品ID:ot4136
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Alabama, U.S.A.
サイズ:3.9cm×3.9cm×厚2.2cm
商品説明:レア!白亜紀後期、現在のアラバマ州の浅海に生息していた小型モササウルス「クリダステス(Clidastes)」の顎骨化石
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