こちらは古生代デボン紀の腕足類の仲間、キルトスピリファー・ヴェルヌイリイです。腕足類は古生代に現れ、ペルム紀の大絶滅や白亜紀末の大絶滅を乗り越え、現在でも生息が確認されている、非常に長い歴史を持つ生物です。
とはいえ、現生ではその多様性はかなり減少しています。古生代デボン紀は、腕足類が最も繁栄していた時代です。見た目は貝のようですが、貝類とは全く別の系統に属する生物です。
2つの殻を持ち、上下に開閉することができました。内部には軟体の腕があり、これを岩などに固定して流されないようにしていました。その場所でほとんど移動せず、プランクトンなどを濾過して摂食していたと考えられています。海底深くに生息しており、安定した水流の中で棲んでいたと考えられます。
現生では目立ちませんが、古生代の一時期には化石としてよく発見されることから、現生の貝のように大繁栄していたと考えられています。
殻表面には特有の線状痕が見られます。
貝類とは異なり、奥行きがある構造をしています。
左右73ミリもあります。
100円玉との比較です。古生代デボン紀に大繁栄していた古代生物、腕足類の一種であるキルトスピリファー・ヴェルヌイリイの化石です。
価格:
商品ID:ot4133
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Barvaux, Belgium
サイズ:7.3cm×3.7cm×厚2.8cm
商品説明:7センチ超え!ベルギー産の大きな腕足類、キルトスピリファー・ヴェルヌイリイ(Cyrtospirifer verneuili)の化石。古生代に大繁栄
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