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ベリーレア!めったに市場に出回られない希少種、レバノン産の絶滅古代魚の化石、シュードベリクス・シリアクス(Pseudoberyx syriacus)/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


絶滅古代魚化石のコレクターには垂涎のアイテムが登場しました。レバノン産の希少種、シュードベリクス・シリアクスです。なんとも特徴的な魚影ですよね。白亜紀のセノマニアン期、いまから約1億年前の深海に生息していたと考えられる、非常に珍しい絶滅古代魚です。なかなか発見されないレア種で、まさに“古代海のロマン”を体現する存在といえるでしょう。


中央下にシュードベリクスがおり、その横には二匹の別の魚の化石が見られますね。このシュードベリクスですが、種名にも興味深い背景があります。種小名の シリアクス は、その名のとおり「シリアで採集されたこと」に由来しています。そして属名の シュードベリクス は、「ベリクスに似たもの」という意味。"シュード(Pseudo)" とは、「~に似た」という意味で、古生物学では属名や種名によく使われます。では、「ベリクス」とは何なのか? これがまた面白く、なんと現生のキンメダイの仲間なんです。キンメダイといえば、深海に棲む赤く美しい魚で、見た目の派手さに加え、脂が乗った冬の味覚としても知られる高級魚ですね。


このシュードベリクスは、そのキンメダイの系統に「似た」とされているわけで、確かに化石に残された魚影からは、その面影が感じられます。ただし、あくまで“似ている”というだけで、その祖先が現生に連なることはありません。彼らは、完全に白亜紀という太古の生物史の中に封じ込められた存在なのです。悠久の時の彼方、かつて深海を泳いでいた生命が、今こうして岩の中に眠る姿として、我々の前に現れる・・・。なんとロマンあふれる魚なのでしょうか。


眼窩底(目が入っていたソケット部分)をアップで撮影しました。その横に見える白い部分は、おそらくエラが収まっていた箇所だと考えられます。目のソケットはかなり大きいようですね。もし、キンメダイと同じく深海に棲んでいたとしたら、その理由も頷けます。深海はほとんど光が届かないため、暗闇の中でなんとか視覚を保ち、獲物を探すために進化した結果、目が大きくギョロッとした形になったのだと考えられています。一方で、逆にアンコウのように目や視力が退化した魚も存在します。こういった魚は視覚に頼ることなく、他の感覚を進化させて獲物を探す能力を発達させたのでしょう。シュードベリクスもおそらく、目を大きく進化させることで、深海という暗闇に順応していたのだろうと考えられます。


尾びれまでしっかりと保存されています。特徴的な魚影が明瞭に残っている点が、嬉しいですね。


こちらはおそらく、ハジュリア属に分類される古代魚でしょう。レバノンの白亜紀(セノマニアン)の地層から発見されたものです。これもまた、保存状態が非常に良好で、流線型の美しい魚影がしっかりと残っています。


母岩は30センチ以上あり、存在感のある一枚です。この地域の石は石灰岩質で、光をやわらかく反射するような美しい乳白色を呈しています。


裏面です。なんと裏面にも古代魚の化石が見られます。


こちらも、ハジュリア属の古代魚の化石だと推察されます。表側に見える個体よりも、さらに保存状態が良好で、細部まではっきりと確認できます。もしシュードベリクスがいなければ、この個体がメインを張っていたであろう、そんな存在感を放っています。


側面から撮影しました。30センチ以上の大きなプレートをしっかりと維持できる、十分な厚みがあります。とはいえ、石質は繊細な石灰岩ですので、丁寧なお取り扱いをお願いします。


母岩は左右に30センチ以上あり、そこに収まるシュードベリクス本体は約78ミリ。非常に立派なサイズを誇る個体です。


100円玉との比較をご覧ください。サイズ感が一目で伝わるかと思います。絶滅古代魚の化石の蒐集家であれば、この希少性にすぐお気づきになるはずです。めったに市場に出回ることはありません。ぜひ、貴殿のコレクションの中核に据えていただきたいアイテムです。

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価格

商品ID:ot4114

時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)

産地:Haqel, Lebanon

サイズ:本体直線計測7.8cm 母岩含め全体31cm×20.2cm×最厚部2cm

商品説明:ベリーレア!めったに市場に出回られない希少種、レバノン産の絶滅古代魚の化石、シュードベリクス・シリアクス(Pseudoberyx syriacus)

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