

こちらはコロンビアのリオ・グアリから採集された被子植物の珪化木です。珪化木とは、木の幹が化石化したものです。この地域は火山活動が活発で、火山灰や火砕流によって植物が急速に埋没し、酸素が遮断されることで「珪化」が起こりやすく、こうした珪化木が形成されやすかったと考えられています。

ご覧のように、木の幹そのもののように見えるかもしれませんが、実際にはカチカチの石なのです。このギャップこそが、珪化木の魅力ですね。

リオ・グアリには、約1500万年前から約1000万年前(中新世)の地層が横たわっており、上質な珪化木の化石が発見されることで知られています。ただし、日本国内で入手できる機会は少なく、非常に珍しい化石です。

年輪が明瞭に保存されています。こちら被子植物の幹だと推定されています。被子植物とは、現生の植物の中で主流をなす樹木で、花を咲かせ、種子を果実の中に包む植物のことです。例えば、りんご、さくらんぼ、トマトなど、誰でも知っている植物が含まれます。被子植物は現生の地球上で最も多様な植物グループであり、裸子植物(マツやイチョウなど)に比べて、進化が進んでいると考えられています。

こちらは裏面になります。表の面ほどには研磨されていませんが、美しい模様が同様に見られます。

厚みは約15ミリほどで、樹皮がそのまま保存されています。見た目は木ですが、質感はまるで石そのもので、しっかりとした重みがあります。

左右の長さは約106ミリほどです。

100円玉との比較。珍しい産地、コロンビア、リオ・グアリの中新世の地層から採集された珪化木です。


価格:¥5,200
商品ID:ot4097
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Rio Guali, Colombia
サイズ:10.6cm×8.3cm×厚1.5cm
商品説明:珍しい産地、コロンビア、リオ・グアリ(Rio Guali)の中新世の地層から採集された、1000万~1500万年前の珪化木(Petrified Wood)
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