こちらは、古生代デボン紀の頭足類の一種「オルソセラス」です。英語では Orthoceras と書き、「まっすぐな貝」という意味になります。
このオルソセラスが、アンモナイトの祖先、あるいは同じグループに属していると聞くと、驚くかもしれません。アンモナイトは頭足類というグループに属しており、文字通り、頭部から足(腕)がたくさん生えている生物群を指します。アンモナイトのほかにも、ゴニアタイト、オルソセラス、オウムガイ、現生のイカやタコなども同じグループに分類されます。殻の有無や形状は異なりますが、いずれもタコやイカのような姿をしていたと考えられています。
オルソセラスの化石には、横にいくつものラインが入っていますね。これは隔壁と呼ばれるもので、殻の内部をいくつかの小部屋に分けていたものです。これらの小部屋には空気や海水を出し入れできる仕組みがあり、浮力を調整していたという説があります。
見事な隔壁です!
先端まで保存されています。
2つのオルソセラスが寄り添うように化石になっていますね。
裏面です。ラフな仕上がりですが、平らにカットされているため、平置きできます。
側面から見ると、本体は少し膨らんでおり、立体感があります。
母岩の左右は17センチです。最も大きなオルソセラスは14センチを超える、非常に立派な個体です。
100円玉と比較すると、立派なオルソセラスが3体も確認できる群集化石です。
価格:
商品ID:ot4096
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Morocco
サイズ:本体最大直線距離14.3cm 全体17cm×12.2cm×厚4.2cm
商品説明:美品!14センチ級の大サイズのオルソセラス(Orthoceras)を含む群集化石
この商品は売却済みです。
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