こちらはブラジルの約1億年前の地層から発見された古代魚、ダスティルベの全身化石です。約1億年前と言えば、恐竜が生きていた時代です。ダスティルベは河口付近の汽水域で生息していた小さな魚でした。
ダスティルベは、なぜか頭部を曲げた状態で見つかることがあります。まっすぐに頭部を伸ばした個体も確認されており、もともとはまっすぐな魚体だったと考えられます。しかし、頭部が比較的大きいため、化石化する前に脱水が進んだ際、このようなポーズになりやすかったのかもしれません。
頭部から尾部まですべてが残されています。淡水魚の尾ビレは丸みを帯び、分かれ目が小さいのが特徴ですが、汽水域に生息していたダスティルベの尾ビレは、海水魚によく見られるV字型をしています。
裏面です。
かなり分厚くカットされているため、十分な強度があります。
本体のカーブ計測で約42ミリです。本標本はブラジル産ですが、実はアフリカの白亜紀の地層からも見つかっています。これほど離れた地域で発見されるのは、当時アフリカと南米がゴンドワナ大陸としてつながっていたためです。
100円玉との比較です。恐竜時代の絶滅古代魚、ダスティルベの全身化石です。
価格:
商品ID:ot4092
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Ceara, Brazil
サイズ:本体カーブ計測4.2cm 母岩含め全体5.7cm×2.6cm×厚1cm
商品説明:恐竜時代の絶滅古代魚、ダスティルベの全身化石
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