こちらは紫水晶として知られる美しい貴石、アメシストです。よくアメジストと呼ばれますが、英語の発音に従うと、アメシスト(「シ」が濁らない)の方が正しいようです。弊社ではアメシストで統一しています。さて、アメシストは鉱物学的に見ると、紫色をした水晶(石英の結晶)です。石英に鉄分が混じると、このような赤みがかった色合いを呈します。
アメシストは古来より貴石として大変珍重されてきました。古代ギリシャでは、アメシストを身に着けていると深酔いしないと信じられていたそうです。実際、この「アメシスト」という名称は、古代ギリシャ語の「améthustos(酔わせない)」に由来していると言われています。
アメシストの産出形態は標本によってさまざまですが、岩の下敷きの上にクラスター化しているものが多く見られます。これはジオードと呼ばれるもので、溶岩などが冷却される過程で内部にできた空洞に熱水が断続的に入り込み、徐々に石英が析出・沈殿して固化したものだと考えられています。
裏面には、発見や採集時に書かれたと思われる巡検メモが残されています。
側面からご覧いただきましょう。下側は前述のように硬い岩です。その上に、多数の結晶が成長しています。典型的なジオードの一部ですね。
左右約85ミリほどあります。多数のアメシストの結晶が顔をのぞかせています。ジュエリーとして加工されることが多いアメシストですが、ナチュラルな自然結晶ならではの味わいをお楽しみください。
100円玉との比較です。キラキラと妖艶な輝きを放つ、美しいアメシストです。
価格:
商品ID:ot4073
時代:Unknown
産地:Brazil
サイズ:8.5cm×4cm×厚3.5cm
商品説明:これを身につければ深酔いしない?キラキラと妖艶な輝きを放つ、美しいアメシスト(Amethyst)の天然石
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