こちらは歯根付きのモササウルスの歯化石です。歯根とは、歯茎の中に埋まっていた部分で、歯冠を支える役割を果たしていました。茶色の部分が歯冠で、白っぽくゴツゴツとしたテクスチャーが見える部分が歯根です。
歯冠をアップで撮影しました。モササウルスは現代には子孫がいませんが、蛇やオオトカゲがその特徴を引き継いでいると言われています。特に、上下の顎を外れるほど大きく口を開けて獲物を丸呑みするスタイルが非常に似ていると指摘されています。こうした鋭い歯は、獲物が逃げられないように捕らえるために使われたのでしょう。歯の先端は非常に鋭く尖っており、一方で根元から中腹にかけては厚みがあり、力強い印象を与えます。
モササウルスは白亜紀後期、海の食物連鎖の頂点に君臨していたと考えられています。現在の海では、ウミガメやウミヘビといった海生爬虫類が思い浮かびますが、当時の海は爬虫類が支配しており、モササウルスやエラスモサウルスなど、さまざまな海生爬虫類が繁栄していました。
両面ともに見事なエナメル質が保存されています。
根本から撮影しました。ご覧のように太い歯根です。
ロングカーブ計測で46ミリほどあります。
100円玉との比較。歯根付きのモササウルスの歯化石です。美品です。
価格:¥3,900
商品ID:ot4066
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:ロングカーブ計測4.6cm
商品説明:美品!歯根付きのモササウルス(Mosasaurus)の良質の歯化石
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