こちらは白亜紀後期の海中の王者、モササウルスの歯化石です。特に歯根が保存されている点にご注目ください。歯根とは歯茎の中に埋まっていた部位で、写真の白い骨の部分を指します。
一方で、やや褐色で光沢を帯びた部分は歯冠(クラウン)と呼ばれます。硬いエナメル質に覆われており、長い堆積期間を経て少しずつ色が変化しています。こちらの標本はご覧の通り、非常に保存状態が良く、美しいものです。
モササウルスは白亜紀後期に世界中でさまざまな種類が生息していたと考えられており、その多くはアンモナイトやイカなどの頭足類、貝類、魚類などを積極的に捕食していたと推測されています。顎は現生のヘビやオオトカゲのように大きく開くことができたため、獲物を「丸呑み」していたと考えられています。
現生の海で食物連鎖の頂点に君臨するのは、シャチ(哺乳類)やホホジロザメ(軟骨魚類)ですが、白亜紀の海ではモササウルスのほか、エラスモサウルス(首長竜)などの海生爬虫類が頂点に立っていました。大型のモササウルスは、より小型のモササウルスや首長竜なども捕食していたと考えられています。
どの角度から見ても、保存状態は良好です。
写真の下辺に沿って計測すると、約7センチあります。
100円玉との比較です。白亜紀後期から末期にかけて世界中の海で最終捕食者として君臨していた、巨大な海生爬虫類モササウルスの「歯根付き」の歯化石です。
価格:¥3,900
商品ID:ot4064
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:ロングカーブ計測7cm
商品説明:白亜紀末期の海で最終捕食者として君臨していた巨大な海生爬虫類、モササウルス(Mosasaurus)の「歯根付き」の歯化石
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