こちらは、中生代白亜紀後期(アルビアンからセノマニアン)に起源を持つ古い琥珀、バーマイトです。内部にはご覧のように虫が内包されています。こうした虫を含む内包物も、その当時のものの可能性があります。これほど古い琥珀は世界中でも非常に希少です。
バーマイトは、ミャンマー北部の渓谷だけで採集され、古くから交易品として中国に輸出されていました。科学が発展していなかった時代には、その古さについてはわかっていませんでしたが、19世紀半ばから始まった研究により、前述の通り驚くべき古さを持つ琥珀だと判明したのです。 琥珀はもともと樹木の樹液です。樹液に群がった虫たちがそのまま巻き込まれ、化石化することがあります。こちらの標本は、その一例です。なお、一定以上大きな虫は巻き込まれても脱出できるため、琥珀に含まれる虫は一般的に非常に小さい傾向があります。
こちらの琥珀は内包物が比較的少なく、基質の透明度が高いため、バックライトを当てると、なめらかで幻想的な色合いが浮かび上がります。
バックライトをオフにした状態です。ぜひ、色の変化をお楽しみください。
がっしりとした体躯に短い足を持った虫です。バーマイトの中ではあまり見かけないタイプの虫に見えます。
左右に約2センチほどの大きさがあります。中央のやや右上に浮かんでいるのが、先程から紹介している虫です。
100円玉との比較。1匹の虫がポツンと内包されている、虫入りバーマイトです。
価格:
商品ID:ot4051
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Myanmar
サイズ:2cm×1.2cm×厚0.5cm
商品説明:なめらかで美しい基質が作り出す幻想的な色合いにご注目!1匹の虫がポツンと内包された、虫入りバーマイト(Burmite)
この商品は売却済みです。
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