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2660グラムを超える特大標本！サハラ砂漠に咲いたセレナイトの結晶、その名も「砂漠のバラ（Desert Rose）」/Unknown 化石セブンスマホ専用サイト

こちらは砂漠に咲いたバラの花が化石化したもの・・・・、というのは冗談で、実際には、セレナイトがバラの花のように結晶化した鉱物です。手のひらに収まりきらないどこかはみ出してしまうほどの大きさがあります。左右は22センチ！

砂漠のバラには大きく分けて2種類あります。1つはバライトでできたもの、もう1つはセレナイトでできたものです。サハラ砂漠産の標本の多くはセレナイト（石膏系）で、比較的柔らかいのが特徴です。一方、バライトでできたものは、米国のオクラホマやテキサスなどで採集され、比較的固くて密度感のある質感が特徴です。こちらはモロッコ産のセレナイト系標本です。

通常、砂漠のバラとして販売される標本は10センチに満たないものが大半ですが、こちらの標本は特大サイズです。無数の結晶がクラスターを形成しています。

結晶一つ一つがよく成長しており、大変美しいです。

側面から撮影しました。最も高いところで8センチ以上あります。砂漠のバラのでき方には諸説あり、地下水が蒸発する際、石膏や重晶石が結晶化し、花びらのような形になるという説があります。また、乾燥した砂漠の強風で砂粒が結晶に積もり、花びらのような姿になるとも言われています。両方の要因が関係しているかもしれません。