こちらは米国ワイオミング州グリーン・リバー層より発見された、約5000万年前の古代魚、ゴシウテクティスの化石です。尾部は失われていますが、特徴的な頭部は良好な保存状態を維持しています。
ゴシューティクティスは、やや上向きの吻部を持っています。これは、捕食時に自分より上にいる獲物を狙っていたためだという説があります。
ゴシウテクティスは、主に小型の甲殻類やプランクトンを食べていたと考えられています。群集化石として見つかることが多いのは、より大型の魚や鳥などから身を守るためだったという説もあります。
大きな眼窩底(眼が収まるソケット)が保存されています。ゴシウテクティスは現在のニシンに近い魚だと考えられています。アメリカでは今でもニシンが豊富に採れますが、特にアメリカニシン(シャッド、Shad)はゴシウテクティスによく似ています。ただし、吻部の向きは異なります。
裏面です。
グリーン・リバー層は当時、湖だったと考えられています。海洋とは異なり、水流が緩やかだったため、湖底に堆積物が安定的に降り積もり、何重にも層が重なったと考えられます。
本体31ミリほどあります。
100円玉との比較。米国ワイオミング州グリーン・リバー層で採集されたニシン科の絶滅古代魚、ゴシウテクティス(Gosiutichthys)の化石です。
価格:¥2,600
商品ID:ot4022
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Wyoming, U.S.A.
サイズ:本体直線距離3.1cm 母岩含め全体3.8cm×2.9cm×厚0.6cm
商品説明:米国ワイオミング州グリーン・リバー層で採集されたニシン科の絶滅古代魚、ゴシウテクティス(Gosiutichthys parvus)の化石
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