

ベリーレア!こちらは、アメリカ・ワイオミング州のグリーン・リバー層から採集された古代魚ファレオドゥスの全身化石です。グリーン・リバー層は約5000万年前の湖に生息していた生物の化石が豊富に見つかることで有名で、特に小型魚ナイティアが知られています。このファレオドゥスは、その中でも特に珍しい魚です。ナイティアなどの小型魚を捕食していた大型肉食魚で、現生のアロワナが属するオステオグロッサム目に分類されています。鋭い歯を持つ、獰猛なハンターだったと考えられています。

また、こちらの標本は非常に自然で、できるだけオリジナルの状態を保つよう努められています。ナチュラルでありながら各部の保存状態は非常に良好で、ディテールがよく保存されています。特に、ファレオドゥスの特徴的な背びれや尻びれにご注目ください。

ファレオドゥスの獰猛な姿が感じられます。オステオグロッサムのグループは白亜紀に出現し、主に南米で進化しました。現在では南米、アフリカ、アジア、オーストラリアに分布しています。現在では主に熱帯の淡水に生息していますが、白亜紀と古第三紀には、北米、欧州にも生息していたことがわかっています。現在では、さほどメジャーなグループではありませんが、古代には、広く分布していた大きなグループだったのです。

ファレオドゥスの背びれは、かなり後ろ側に付いています。

また大きく盛り上がっており丸まっているのも特徴の一つです。

尻びれは一般的な硬骨魚類と比べて後方に位置しており、背びれと比べると尻びれの方が大きいという特徴があります。尾びれは二股に分かれていますが、凹部は小さいのが特徴です。

総じてナチュラルでリコンストラクション(修復)は見られません。接着痕が見られますが、最小限の処置に留められています。

裏面から見ると、接着方法がよくわかります。接着部を平らにするためにグラインダーが使われることがよくありますが、こちらはそのような処置が行われていません。あくまで最小限の処理にとどめたいというプリパレーターの意図が感じられます。

側面から撮影。最も厚いところで1.3センチの厚みがあります。

本体185ミリ、母岩含め約23センチほどあります。

100円玉との比較。米国ワイオミング州グリーン・リバー層の大型肉食魚類、ファレオドゥスの全身化石です。ナチュラルな味わいが魅力的です。


価格:¥68,000
商品ID:ot3806
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Wyoming, U.S.A.
サイズ:本体直線距離18.5cm 母岩含め全体23cm×17.5cm×最厚部1.3cm
商品説明:ベリーレア!古代のアロワナの仲間、ナチュラルな味わいが魅力的!米国ワイオミング州グリーン・リバー層の大型肉食魚類、ファレオドゥス(Phareodus)の全身化石
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