

こちらはヌマミズキの葉の化石です。直線計測で約11センチメートルもある立派な標本です。

ヌマミズキは、数メートル程度に成長する広葉樹です。特徴的な葉は丸くて大きな長楕円形をしています。現代のヌマミズキの葉は青々としていますので、古代のヌマミズキもおそらく同じような色合いだったのでしょう。葉の先端は尖っている傾向がありますが、この化石からはそこまではわかりません。また、葉の裏には細かな毛が生えていることもありますが、化石でそういった繊細な部分は残らない場合がほとんどです。

母岩含め左右17センチ、重量にして、1875グラムもあります。これまで取り扱ったヌマミズキの葉化石の中でも、非常に立派な部類に入ります。

こちらの化石が発見された神戸層群は、日本の兵庫県を中心とした地域に分布する複数の地層の集まりです。現在の淡路島北部から三田あたりまで広がっているとされ、地層の年代は約3500万年前とされています。

こちらは裏面です。ご覧のように非常にきめ細かいシルト質の石です。カオリンやスメクタイトなどの微細な粘土鉱物が多く含まれると、このように滑らかで細かい石質が形成されます。こうした石が化石の表面を均等に覆うことで、本体の酸化を防ぎ、保存状態の良い化石が形成されやすくなります。

側面から撮影。内部には別の化石が眠っている可能性が十分にありますね。

母岩含め左右17センチ、本体直線計測11センチです。とても立派なヌマミズキの葉の化石です。

100円玉との比較。神戸層群から採集された、大きなヌマミズキの葉の化石です。

価格:¥5,400
商品ID:ot3740
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:兵庫県 日本
サイズ:本体直線距離11cm 母岩含め全体17cm×11.7cm×厚7cm 1875g
商品説明:国内化石マニアックシリーズ!立派なサイズ!兵庫県神戸産ヌマミズキ属(Nyssa)の葉の化石
このウィンドウを閉じる