

こちらは白亜紀の海に棲息していた古代のサメ、スクアリコラックスの上質な歯化石です。歯の稜線には鋭い鋸歯(きょし・セレーションとも呼ばれます)が整然と並んでいます。
この少し変わった属名、スクアリコラックス(Squalicorax)は、ラテン語の squalus(サメ)と古典ギリシャ語の korax(ワタリガラス/カラス類)に由来し、直訳すると「カラスのようなサメ」といった意味になります。なぜカラスなのか、その点は明確ではありませんが、両者ともにスカベンジャー(死肉を漁る食性)であったことに由来する可能性が指摘されています。

ご覧のように裏面も極めて状態が良好です。鋭い鋸歯から、獲物を切り裂くことに特化した歯であることがよく分かります。主に魚類やウミガメ、海生爬虫類などを捕食していたと考えられています。また、モササウルスや首長竜の化石にスクアリコラックスの噛み跡が見つかっている例もあり、積極的な捕食だけでなく、死骸を漁るスカベンジャー的な行動を取っていた可能性も示唆されています。サイズ的に何でも単独で仕留める万能のハンターであった可能性は低く、捕食とスカベンジの両方を行った、いわば「漁夫の利型」のハンターだったと考えられます。

歯冠に比べて歯根が明らかに大きいタイプの歯化石です。獲物を積極的に仕留めるというよりも、死骸を漁る際に適した形状をしているように見えます。白亜紀という非常に古い時代のサメの歯化石でありながら、滑らかで上質なエナメル質と、落ち着いたクリーム色の発色を良好に保っています。

小サイズながら、完璧と申し上げて差し支えないほどの保存状態を誇ります。

根本から撮影しました。より大型のサメの歯化石と比べますと、扁平な印象を受けます。

外弧(ロングカーブ)に沿った長さは約33ミリです。

100円硬貨とのサイズ比較です。白亜紀の海の「掃除役」ともいえるサメ、スクアリコラックスの上質な歯化石です。


価格:
商品ID:sh360
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:長いほうの辺に沿って3.3cm
商品説明:白亜紀の海を生き抜いたスカベンジャーシャーク!スクアリコラックス(Squalicorax)の上質な歯化石
この商品は売却済みです。
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