こちらは、約2,300万年前(中新世初期)から約360万年前(鮮新世初期)にかけて、世界中の海域に生息していた巨大な肉食ザメ、メガロドンの歯化石です。
かつては現生のホホジロザメの近縁種と考えられていましたが、現在ではオトドゥス属(Otodus)という古代の大型ザメの末裔であるとされ、学名も Otodus megalodon と記載されるようになりました。
メガロドンは、こうした歯以外の部位は化石として残りにくいため、その体長は推定に基づくものです。現生のサメの中で比較的近縁とされるホホジロザメの歯と比較することで体長が推定されており、最大で20メートルに達したとする説もあります。
これは現生最大の魚類であるジンベイザメをも凌ぐサイズで、しかも肉食で、非常に凶暴な性質を持っていたと考えられています。主な捕食対象は、古代のクジラ、アザラシ、ウミガメなど、大型の海洋生物だったとされています。
裏面の保存状態も非常に良好です。歯冠はメガロドン特有の独特の光沢を帯びており、非常に美しいです。
刃先にかけてやや一方に偏っていますが、これは歯が生えていた位置に関係があると考えられています。中央付近に生えていた歯は左右対称であることが多く、奥にいくほど一方に傾く傾向が見られます。
この特徴に照らすと、本化石は左右いずれかの奥歯に近い位置に生えていたものと推定されます。
メガロドンの歯化石特有の質感と光沢は、見る者を魅了します。化石の色は本来の色というよりも、埋まっていた地層や堆積環境に大きく左右される傾向があります。詳しくはコラム「化石の色はどのように決まるのか。メガロドン歯化石から探る。」を御覧ください。
最厚部は19ミリにも達する、非常に分厚い歯根です。全生物の歴史を通じても、メガロドンほど強力な咬合力(噛む力)を持つ生物はいなかったという説もあります。
その驚異的なバイティングパワーを支えていたのが、この太く、頑丈な歯根なのです。
長辺を計測すると、約9センチあります。
100円硬貨との比較写真です。非常に美しいエナメル質が保たれており、上質なメガロドンの歯化石であることが一目でわかります。
価格:
商品ID:sh352
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:U.S.A.
サイズ:長いほうの辺に沿って9cm 厚1.9cm
商品説明:非常に美しいエナメル質を保つ 上質なメガロドン(Otodus megalodon)の歯化石
この商品は売却済みです。
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