このページは軽量版です。通信量を抑えて商品情報をご確認いただけます。写真や関連情報を詳しく見る場合は通常ページもご利用ください。
ロンカー計測162ミリ、重量439グラム!歴代トップクラスのサイズに加え、セレーションやエナメル質などの細部にわたって見事な保存状態を示す、文句のつけようがないメガロドン(Megalodon)の歯化石/新生代第三紀(6600万--260万年前)



メガロドンは約2300万年前(中新世初期)から360万年前(鮮新世初期)まで、世界中の海に生息していました。現生のホホジロザメに似た姿として復元されますが、一点、明確に異なるのは、そのサイズです。
ホホジロザメが大きくても5メートル前後のところ、メガロドンはなんと15メートル以上あったとする説があります。単純に体長が3倍、大きければ体積(≒体重)は27倍も大きく(重く)なることになります。
にわかには信じがたい大きさ、重さですが、この歯化石を見れば、それも納得ではないでしょうか。百聞は一見にしかず、とはこのことです。


メガロドンは軟骨魚類に属し、体の骨は化石として残りにくい性質を持ちます。サメやエイの骨はタンパク質由来の柔らかい素材で、軽量で浮力に優れていますが、化石にはなりにくいのです。その一方で、歯は硬く、化石として多く発見されています。
そのため、体長などの情報は歯から推定するしかありません。現生のホホジロザメの「歯と体の比率」をもとに、メガロドンの体の大きさが推定されています。
推定には幅がありますが、最大個体は少なくとも14メートル、最大では24メートルという説もあります。2015年の研究では、500本以上の歯を分析し、平均10.5メートル、最大17.9メートルという結果が出ています。初期の研究で「30メートル」とされた説もありますが、現在では行き過ぎた推定値という見方が大半です。
体重についても議論があり、少なくとも27トン弱はあったのではないかと推定されています。

成人の1日の必要カロリーがおよそ2,000kcalとされているので、単純計算で約50倍。そう考えると「意外と少ない?」と感じるかもしれません。
いずれにしても、メガロドンはすべてが規格外の存在だったことに違いありません。かつては変温動物と考えられていましたが、近年ではヒトと同じような恒温性を備えていた可能性も指摘されており、非常に活発に動いていたのかもしれません。





2008年の研究によると、メガロドンの咬合力はなんと約18トンにも達したと報告されています。これは、現生のホホジロザメのおよそ5倍に相当します。
この凄まじい咬合力を支えていたのが、まさにこの歯根です。歯根とは、歯茎の中に埋まって歯冠をしっかりと支えていた部分のことを指します。


繰り返しになりますが、本標本の魅力はサイズだけにとどまりません。色合いの美しさ、艶やかなエナメル質、そして鋭く明瞭なセレーションなど、細部に至るまで極めて良好な保存状態を保っており、まさにコレクショングレードの特級標本です。



メガロドンのウンチク
古代の海を支配した巨大捕食者、メガロドン
名前は「大きなノコギリ歯」を意味します。当時の海洋で圧倒的な存在感を誇った巨大な捕食者でした。骨格は軟骨で構成されていたため化石化しにくいものの、歯は非常に丈夫で、多くの化石が発見されています。

画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
メガロドンの大きさ
現在の捕食性の大型海洋生物が最大で約6メートルに達するのに対し、メガロドンはその3倍以上のサイズです。推定値ではあるものの、成長すると全長18メートル、体重30トンに達したという説があります。この大きさは現代の大型鯨類と並ぶ規模でした。
メガロドンと他の生物との比較
以下の比較図をご覧ください。現代の海洋生物と比べても、メガロドンの巨大さが際立っています。人間が近くにいたとしても、メガロドンにとっては関心を引く対象ではなかったでしょう。

画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
メガロドンの生息時代
メガロドンは約600万年前の新生代第三紀中新世を最後に絶滅しました。当時の類人猿アウストラロピテクスが誕生したのは約400万年前であり、メガロドンと人類の祖先が接触することはなかったと思われます。
再生可能な歯の仕組み
メガロドンを含む軟骨魚類の歯は「多生歯性」と呼ばれ、生涯にわたって何度も生え変わります。この仕組みにより、折れてもすぐに新しい歯が生えてきます。歯の形状には主咬頭に加えて副咬頭があり、噛み付いた獲物を逃がさない構造になっています。一部の化石にはこの副咬頭が残されているものもあります。

画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org