こちらはロシアのヴォロネジの古生代デボン紀の地層から発見された腕足類、スピリファーの化石です。素晴らしい保存状態です。
腕足類(ブランキオポッド)は、古生代に特に繁栄した海洋性の無脊椎動物のグループです。現代にも少数ですが生息しています。腕足類は二枚の殻を持っていますが、二枚貝とは異なります。腕足類は殻の開閉に筋肉を使用しますが、二枚貝は靭帯を使います。彼らはプランクトンを濾過して栄養を摂取していました。
このスピリファーは古生代に大繁栄していました。しかし、史上最大の地球規模の大量絶滅とされるペルム紀末の絶滅に巻き込まれ、その多様性を失います。この大量絶滅では、ほとんどすべての生物が絶滅しました。海洋生物の実に90%以上が絶滅し、昆虫でさえも大打撃を受けたと言われています。地球史上、5回の大量絶滅が記録されていますが、昆虫が大量絶滅した唯一の事例とも言われています。この絶滅により、三葉虫や多くの棘皮動物が絶滅しましたが、この腕足類のグループは、ぎりぎりのところで生き延び、現世に至っている非常に珍しい生物群の一つです。
二つの殻がほぼ完璧な状態で保存されています。
左右で53ミリもある大きなスピリファーです。
100円玉との比較です。保存状態抜群で、サイズもあり、ロシア産ヴォロネジで採集されたデボン紀の腕足類スピリファーの化石です。
価格:
商品ID:ot3472
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Voronezh,Russia
サイズ:5.3cm×3.5cm×厚2.8cm
商品説明:保存状態抜群、サイズあり、ロシア産ヴォロネジで採集されたデボン紀の腕足類、スピリファー(Spirifer)の化石
この商品は売却済みです。
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