こちらは中生代白亜紀後期から新生代中新世にかけて生息していた絶滅軟骨魚類、オトダスの母岩付きの歯化石です。オトダスというちょっと変わった名前ですが、これは古代ギリシャ語で、「耳の形をした歯」という意味になります。確かに色は肌色ですが、耳かと言われれば・・・。似ているっちゃ似ている?
ご覧のように、母岩と一体になった臨場感あふれる化石です。オトダスは、後の時代に登場するメガロドンの祖先と目されています。そのメガロドンは現生のホホジロザメの遠縁とも言われます。その関係で、オトダスは、ホホジロザメに近い姿で復元されることが多いです。ただ、その大きさは、驚くべきもので、メガロドンほどでないものの体長10メートル近い巨大な生物だったと言われています。これは、ホホジロザメの歯と体躯の比率をもとに、オトダスの歯の大きさから体長を推定したものになります。軟骨魚類の体の骨は化石としては残らないため、こうした推定に頼らざるを得ないのですね。
歯の保存状態は上々です。
歯のサイドには副歯と呼ばれる小さな歯も見られます。
側面から撮影しました。海底深くの堆積物という雰囲気が、何千万年経過しても、伝わってきますね。
母岩全体は約11センチ、歯本体は約6センチ前後です。
100円玉との比較。新生代の一時期、海中のトッププレデターとして君臨した強大な軟骨魚類、オトダスの母岩付きの歯化石です。
価格:¥3,980
商品ID:sh346
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Morocco
サイズ:本体(長い辺に沿って)6cm 母岩含め全体11.5cm×10.3cm×厚2.5cm
商品説明:新生代の一時期、海中のトッププレデターとして君臨した強大な軟骨魚類、オトドゥス(Otodus)のの母岩付きの歯化石
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