こちらは古生代ペルム紀に繁栄していたグロッソプテリスと呼ばれる植物の葉の化石です。グロッソプテリスの葉は鳥の羽によく似ていました。またその名の由来でもありますが、「舌」の形にもよく似ています。※古代ギリシャ語で、「舌に似たシダ」という意味を持っています。
ご覧のように、多数の葉が見られる、マルチプレート標本です。
グロッソプテリスの葉の特徴は、舌に似た輪郭と、非常に細かい網目状の脈です。
こちらの個体は、とくに特徴が現れています。湿地帯に多数のグロッソプテリスが群生し、このような葉が茂っていたと考えられています。
特徴的な網目状の脈。
特に、南半球から多くの化石が見つかることが知られており、この標本もオーストラリアで産出されたものです。これには理由があり、かつてアフリカ、南米、インド、オーストラリア、南極が結びついたゴンドワナ大陸が存在していた時代に、グロッソプテリスがその広範囲で繁栄していたと考えられています。その後、ゴンドワナ大陸は徐々に分裂し、各大陸が現在の形になったため、現在、各地で同じグロッソプテリスの仲間が見つかるようになったと考えられています。このことから、グロッソプテリスは大陸移動説を支持する証拠とされています。
厚みは13ミリほどです。
左右6センチ強。
100円玉との比較。大陸移動説の証拠の一つ、かつてゴンドワナ大陸で繁栄していたグロッソプテリスの群集化石です。
価格:
商品ID:ot3453
時代:古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)
産地:New South Wales, Australia
サイズ:母岩含め全体6.3cm×6cm×厚1.3cm
商品説明:大陸移動説の証拠の一つ、かつてゴンドワナ大陸で繁栄していたグロッソプテリス(Glossopteris brawnia)の群集化石
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