この一風変わった色合いのメガロドンの歯化石、どこで発見・採集されたか、お分かりでしょうか。きっと驚くと思います。なんと・・・日本の宮城県なのです。ご存知のように、メガロドンの歯化石の多くは米国産で、続いて最近ではインドネシア産の美しい歯化石も手に入るようになりました。日本でもメガロドンの歯化石が採集されるというのは、図鑑の中での話で、実際に見たことがある人はほとんどいないのではないでしょうか。弊社でも、ここまで立派な国産メガロドンの歯化石は初めてです。
まず、この標本は非常に大きいです。なんと、長い方の辺に沿って141ミリもあり、紛れもない巨大歯なのです。
裏面をご覧いただきます。他産地とは明らかに異なる風体や雰囲気。酸化鉄が析出した、味わい深い赤褐色が、この標本が特別な存在であることを象徴していますね。
メガロドンは新生代の一時期(約2300万年前から約360万年前まで)、世界中の海域に生息していたと考えられています。そのとんでもなく巨大な体躯と、生物史上最大とも言われる咬合力をもって、食物連鎖の頂点に君臨していました。主に数メートル級の古代クジラを中心に捕食していたと考えられています。日本からも時々化石が採集され、まだ化石に関する研究が未発達だったころは、「天狗の爪」と思われていたという面白いエピソードがあります。
メガロドンは軟骨魚類であるため、体の骨は化石としては残りません。そのため、どのような姿だったのか、正確にはわかっていないのです。また、10メートルとか20メートルとか言われる体の大きさも推定値なのです。具体的には、現生のホホジロザメの歯のサイズと体長の比率をもとに、メガロドンの歯から体長を推測したものです。結果、ちょっと信じがたいほどの推定値が算出されているのですね。あの『JAWS』も真っ青の恐るべきモンスターだったことは間違いないでしょう。
いいですねぇ、他産地とは異なる色合いと味わい。感動します。
側面から撮影しました。メガロドンの歯化石は一見すると扁平ですが、相当な厚みも兼ね備えています。
縁部には鋸歯(セレーション、ギザギザの部分)が保存されています。
反対側にも鋸歯が残されています。
セレーションをアップで撮影しました。ナチュラルで美しい鋸歯です。
根本から撮影しました。独特の赤褐色のルート。この「特別感」がたまりません。
長辺を計測して141ミリという、かなりのビッグサイズ!
100円玉との比較です。コレクターによっては、「夢にまで見た」国産のメガロドンではないでしょうか。しかも、非常に立派な大きさを誇り、各部が上質な保存状態を維持し、独特の色合いが残されています。他にはないスペシャルな雰囲気を漂わせる、極めて希少な国産のメガロドンです。
価格:
商品ID:sh345
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:宮城県 日本
サイズ:長いほうの辺に沿って14.1cm 厚2.3cm
商品説明:これは入手困難!メガロドンファン必見!赤褐色の特別な色合い!極めて珍しい国産(宮城県産)のメガロドン(Megalodon)の巨大歯
この商品は売却済みです。
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