こちらはブラジルで発見、採集された晶洞(ジオード)です。鉱物学的には、石英結晶のクラスターというべきでしょうか。晶洞というのは鉱物名ではなく、産状のことです。産状とは石や岩などの状況を表す言葉です。
硬い火山岩の内部に発達した石英の結晶。やや紫を呈するのは酸化鉄を含んでいるためです。
一定以上の紫を呈する石英結晶をアメシストと言います。
石英結晶の外側には縞状の模様が見られます。これはメノウと呼ばれる、非常に細かい石英を含む珪酸塩鉱物の結晶です。このような微細な結晶を潜晶質と言います。
火山岩の外側。まるでヘルメットです。
まさに半ヘル。火山岩が形成されるのは一般に地下の深いところですが、内部に空洞ができることがあります。
その内部に石英やその他の鉱物や金属を含む水溶液が少しずつ流入し固まっていくことで、このような外側から埋められた構造ができあがるのです。左右13センチほど1キログラムを超える立派なジオードです。
100円玉との比較。地球内部のダイナミズムを象徴する、ヘルメットのようなジオードです。
価格:
商品ID:ot3405
時代:Unknown
産地:Brazil
サイズ:13cm×11.6cm×厚7.1cm 1057g
商品説明:硬い火山岩でできたヘルメット!迫力あり、1キロオーバー!ブラジル産の石英結晶、ジオード
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