こちらは非常に足の長い虫を内包したバルト海産琥珀です。それにしても、なんと長い足なのでしょうか。
こちらはペンダントトップとして利用できるよう加工されています。
虫の種類の同定までは至りませんでしたが、通常、バルティックアンバーではあまり見かけない虫です。足の長い羽虫としてユスリカが挙がりますが、それ以上に長い足を持っています。アメンボ並みに長い足です。
足をアップで撮影。バルティックアンバーに限らず琥珀に内包される虫は一定程度小さいものが圧倒的多数です。これには理由があります。琥珀は針葉樹の樹液が化石化したものですが、樹液に足を絡め取られた虫たちが内部に包まれたまま化石になることがあります。それゆえ、樹液から脱出できるほど、強い力を持った大きな虫はなかなか琥珀に内包されえないのです。琥珀に内包されている虫の多くが1センチに満たないのはそのためなのです。また理論上、動物も琥珀に内包されてもおかしくはないのですが、実際のデータとして琥珀に内包されている生物のほとんどは虫になります。ムカデやヤスデなどの節足動物も稀に含まれていますが、これらは非常に希少です。トカゲなどが内包されているケースもあるようですが、これまで数百の琥珀を実際に取り扱ってきて、目にしたことがありません。整然とした標本のような姿で大型の虫や生物が内包されている琥珀があるとすれば・・・。これ以上は申しませんが、虫が琥珀に内包される原理などを考慮の上、よくよくご検討されて上で、購入のご判断をされたほうがよいかもしれません。
非常に透明度の高い美しい琥珀です。
胴体の数倍はあろうかという長い足。
本体およそ3センチほど。
100円玉との比較。後方よりライトを浴びて琥珀色に輝く美しいバルティックアンバーです。
価格:
商品ID:ot3378
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Baltic Sea
サイズ:本体3cm×1.2cm×厚0.5cm 金具含め全体3.7cm×1.2cm×厚0.5cm
商品説明:異様に足の長い虫が内包!透明度が高い!虫入りバルト海産琥珀のペンダントトップ(シルバーチェーン&高級ジュエリーケース付き)
この商品は売却済みです。
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