こちらは更新世にオランダに生息していた馬、エクウスの中足骨です。馬の中足骨は後足の膝下の部分になります。28センチに及ぶ立派な化石で、骨端の細かな部分も保存された上質の標本です。
こちらのエクウスは絶滅化石種だと思われますが、現世にもその系譜が存在します。なんとあのシマウマです。エクウスの仲間は絶滅化石種も含めると、ヨーロッパ、ロシア、北米、アフリカと世界中で繁栄していました。
更新世の標本ということで、明らかに化石ではあるものの、わずかに有機的な味わいが感じられます。
骨端を撮影。
形状から、こちらが地面に近い側の骨端と考えられます。
よくディティールが残されています。
表面には独特の皺が保存されています。
いかがでしょう、細かなパターンが残存しています。
こちらが大腿骨につながる側の骨端と考えられます。
こうしてみると、非常に太い骨であることが分かります。
左右28センチに達する、極めて大きな標本です。
100円玉との比較。古代の馬、エクウスの中足骨の化石です。この骨に存分に負荷をかけてオランダの大地を蹴っていたのでしょう。
価格:
商品ID:ot3320
時代:新生代第四紀(260万年前 -- 現在)
産地:Schelde River, the Netherlands
サイズ:28cm×5.5cm×厚5.1cm
商品説明:28センチ級!オランダ産、第四紀更新世に生きた古代の馬、エクウス(Equus)の中足骨の化石
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