

こちらはフランス産のアンモナイト、レプトスフィンクテスです。属名はギリシャ語で「細い」を意味する「レプト」と、「締め付けられたもの」を意味する「スフィンクテス」に由来しており、その名の通り、洗練されたスマートなプロポーションが特徴です。

マダガスカル産のペリスフィンクテスとよく似た形状だな、と思われた方も多いのではないでしょうか。両者は一見すると瓜二つの外観を持っています。それもそのはず、分類上はどちらも「ペリスフィンクテス科(Perisphinctidae)」に属する近縁種です。盤状にゆるく巻いた蛇型の殻(セルペンティコーン)や、外側へ向かって整然と分岐する明瞭な肋(ろく)など、多くの形態的特徴を共有しています。科の代表(模式属)であるペリスフィンクテスに対し、レプトスフィンクテスはその祖先にあたる系統に位置づけられる関係です。
違いは生きていた時代です。レプトスフィンクテスはジュラ紀中期(約1億7000万年前のバッジョシアン期)の海を回遊していました。これに対し、マダガスカル産のペリスフィンクテスはそれよりも未来の、ジュラ紀後期(約1億6000万年前のオックスフォーディアン期)の住人です。両者の間には1000万年以上のタイムラグが存在します。

ご覧のように、通常品とは一線を画す、圧倒的な保存状態を誇っています。

母岩の上に浮かし彫り(立体的にクリーニング)された、ダイナミックな標本です。

母岩のオーライト(魚卵状石灰岩)は、温暖な浅海環境でよく見られるものです。

こちらは裏面(底面)から撮影した一枚です。産地であるポルト=アン=ベッサン=ウパンの海岸で切り出されたこの母岩は、それ自体がジュラ紀中期バッジョシアン期の海底環境をリアルに物語る地質学的な資料です。この母岩もまた、本標本における見どころの一つです。

直径の最大部は約58ミリです。

これほどの保存状態を維持したレプトスフィンクテスは、そう滅多に出会えるものではありません。本来であれば相応の市場評価を受けるべき一級品ですが、専門店ならではのルートにより、今回は多くの方に本物のロマンをお届けできるよう、大変リーズナブルな価格に抑えてご紹介しております。
子孫と言えるペリスフィンクテスをすでにお持ちの方は、ぜひ隣に並べて展示し、その進化の歴史を比較してみてください。

価格:
商品ID:an2742
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Port-en-Bessin-Huppain, Calvados, France
サイズ:直径5.8cm 母岩含め全体7.2cm×5.8cm×高6.4cm
商品説明:極上と言って良い見事な保存状態……浮かし彫りも見事!フランス産アンモナイト、レプトスフィンクテス(Leptosphinctes cleistus)化石
この商品は売却済みです。
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