

こちらは北海道小平町下記念別川から産出した、白亜紀の異常巻きアンモナイト「スカフィテス」の群集標本です。1つの母岩に複数個体がバランスよく集まっています。白亜紀の海で密集して暮らしていたか、あるいは死後に波で集まった名残かもしれません。

スカフィテスは、幼体と成体で形が異なることで知られています。幼体〜若い個体では、普通のアンモナイトのように 平たく巻いた形 をしています。ところが成体になると、最後の住房部分が巻きから外れて、フック状・舟形・鉤形 に伸びます。これがスカフィテスらしさです。
こちらは先端がフック状に曲がっており、「成体」の特徴が現れています。

スカフィテスはしばしば「J(ジェイ)」の字に例えられますが、本標本もまさにその形をよく示しています。

こちらは巻きのほどけ方がやや弱く、比較的若い段階の個体、あるいは幼体に近い個体のようにも見えます。

こちらの面からは、比較的大きめの殻と思われる化石も確認できます。ただし、種類の同定までは至っていません。形状や雰囲気から見ると、スカフィテスとは異なる種類の可能性があります。

このように一部が中空に浮かし彫りになっています。

母岩の裏面です。当時の堆積物が混じる、緻密な泥岩の質感が克明に観察できます。グレーがかった落ち着いたトーンも素敵です。この地域は基本的には白亜紀後期・チューロニアン期、特に中部チューロニアン前後の地層と思われ、年代にすると、おおむね約9,200万年前と推定されます。当時はまだ日本列島は存在せず、ユーラシア大陸の東縁に沿った海域・島弧〜大陸縁辺部にありました。

母岩を含めた横幅は約8cm。主役のスカフィテスは最大直径2.6cmほどです。この角度で安定展示できます。

100円硬貨との比較です。北海道の白亜系を代表する異常巻きアンモナイトの一つ、スカフィテスを複数含む、見応えのある群集標本です。

価格:
商品ID:an2736
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:北海道 日本
サイズ:本体最大直径2.6cm 母岩含め全体8cm×6.5cm×高6.9cm
商品説明:北海道の白亜紀層を代表する異常巻きアンモナイトの一つ、スカフィテス(Scaphites)の群集標本。北海道小平町下記念別川
この商品は売却済みです。
このウィンドウを閉じる