

こちらはマダガスカル産の遊色アンモナイトです。数多くの標本の中から、特に発色が鮮やかな朱色をまとった個体だけを厳選しています。

アンモナイト殻表面の肋(リブ)に沿って、光が波打つようにきらめきます。遊色とは、殻上部のごく薄いアラゴナイト層に光が当たった際、特定の波長だけが反射され現れる色彩効果のことです。状態の良い標本でしか現れない、特別な輝きです。

マダガスカルでは、18世紀に宗主国フランスの影響を受けてアンモナイト分類学が発展し、現在では世界有数の化石産地として知られています。特に北西部マハジャンガ地方の白亜紀層からは、本個体のように色彩・保存状態ともに優れた遊色アンモナイトが産出します。

薄い遊色層を保護するために、表面には薄く樹脂がコーティングされています。

クレオニセラスは薄型のアンモナイトです。最厚部約11ミリほどです。

直径最大部約39ミリほどあります。

100円硬貨との比較写真です。標本の下側には、アンモナイト特有の複雑な縫合線模様が現れています。これは遊色層の下に走る構造線で、アンモナイトの鑑賞ポイントです。遊色と縫合線模様が同時に楽しめる、“二度おいしい”タイプの標本です。


価格:
商品ID:an2674
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径3.9cm 厚1.1cm
商品説明:美しい遊色と繊細な縫合線模様を同時に楽しめる!両面が輝く、上質遊色アンモナイト《クレオニセラス(Cleoniceras)》
この商品は売却済みです。
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