こちらは、北海道の白亜紀後期の地層から採取されたアンモナイト、ゴードリセラスです。ゴードリセラスはアルビアンからマーストリヒチアンにかけて、日本を含む太平洋地域に広く分布していたアンモナイトの一群で、19世紀末に正式に記載されました。属名はフランスの地質学者アルベール・ゴードリ(Albert Gaudry)にちなみます。彼は19世紀を代表する進化研究の先駆者の一人であり、若き日にギリシャ・ピケルミで中新世の哺乳類化石を数多く発見し、ヨーロッパ・アジア・アフリカをつなぐ「進化の中間形」を示す重要な証拠を提示しました。その名は学術の世界だけでなく、南極アデレード島の「ゴードリ山(Mount Gaudry)」にも刻まれています。
全体の姿がよく保存されています。ゴードリセラスは種類や成長段階によって表面の肋(ろく)模様がさまざまに発達しますが、こちらの標本は比較的なめらかな印象です。
裏面もまた良好な保存状態を保っています。
小ぶりながらも、細部まで鮮明に残された上質の標本です。
側面から撮影しました。全体的にゆる巻きで厚みもさほどではありません。
直径は最大部でおよそ34ミリあります。
100円硬貨との比較写真です。白亜紀最後期のアンモナイトの一つ、北海道産のゴードリセラスです。
価格:
商品ID:an2640
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:北海道 日本
サイズ:直径3.4cm 厚1.1cm
商品説明:白亜紀最後期のアンモナイトの一つ、北海道産のゴードリセラス(Gaudryceras)の化石
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